肌への効果（美白）

システインがお肌の美白作用をもっていることは、最近ではよく知られるようになりました。

新しい皮膚が生まれてから古くなって脱落するまでの期間を、ターンオーバーと呼びますが、皮膚の日焼けによる色素沈着や、ニキビ後の色素沈着などは、この皮膚のターンオーバーがうまくいかないことが原因といわれています。

システインは、新しい皮膚が生まれる基底細胞に多く存在し、皮膚のターンオーバーに関わっていることが確認されております。

これらのシステインが充分に活躍することで、正常なターンオーバーが行われると、メラニンも抑制されて色素沈着を防ぐだけでなく、システインが本来もつ、肝臓に直接働きかけるデトックス作用と相まって皮膚の美白作用が進むことが期待されます。

それではシステインが充分に働くためには、どうすればよいのでしょうか？

そこで推奨されるものとして、システインを多く含む食品、またはサプリメントと共に、ビタミンＡとビタミンＢ群、ビタミンＣとミネラルなどが摂取されることです。

システインとともに、これらのビタミン類やミネラル、特に葉酸が取り込まれることで、新陳代謝が活発になり、細胞が活性化されて肌への美白効果と合わせて、髪の成長を促す育毛効果も期待できるようになります。

葉酸の作用は肌への新陳代謝と、色素沈着を防ぐ役割がありますが、現代、問題視されているストレスと有害な化学物質が、大量のビタミンＢ群やビタミンＣ、亜鉛などを消耗してしまうことから、
これらの栄養素をサプリメントで補うべきと勧める専門家も現れているようです。

食品からすべての栄養素を摂取することができればベストでしょうが、それには余程の食材の質や分量など吟味されなければなりません。

多忙な方や自信のない方は、健康補助食品などのサプリメントの摂取を考えても良いのではないでしょうか。